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皆さん、はじめまして。
「社会福祉法人 太子福祉会」の理事長を務めさせていただいております、荒尾 潤と申します。この度は、当法人の職員採用ホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。今、このページをご覧になっている皆さんは、少なくとも「介護の仕事」に夢を抱き、私たちの取り組みに興味を示してくださっているはずです。直接お顔を合わせていませんが、これもきっと何かのご縁。ご訪問に心より感謝するとともに、私たちの介護に対する情熱を、少しでもお伝えできればと思います。
さて、皆さんは、介護の仕事にどのようなイメージをお持ちでしょうか。世間では未だに「3K」と言われ、人手不足が深刻化し、多くの方にネガティブな印象を持たれてしまうことが非常に残念でなりません。私の挑戦は、そんな業界イメージを払拭し、職員が自分たちの仕事に誇りを持って働ける組織を目指していくこと。そして、仕事にやりがい・喜びを感じながら、生涯働き続けられる環境を創っていくことです。
私たちがおこなっている介護の仕事は、単なる身体介助が全てではなく、「人の幸せを創造する」という側面もあり、柔軟な発想や対応力が求められます。業務内容は多岐にわたりますが、求められていることはシンプルで、本人の立場に立って、家族の立場に立って、豊かで幸せな人生を送っていただくためのお手伝いをさせていただくこと。それが私たちの使命であり、当法人が追求している「ほんまもんの介護」です。
介護の仕事は、決して楽とは言えません。新人のうちは力不足を感じたり、失敗をして落ち込むこともあるでしょう。しかし、間違いなく言えることは、大変な分「やりがい・感動・喜び」に溢れていて、今後ますます社会に求められる職業であることです。
だからこそ私は、介護職の働く環境・待遇を見直し、社会的地位を上げ、1人でも多くの優秀な介護人材を世の中に輩出していきたいと考えています。もしもまだ、スタートラインに立つ心の準備ができていないのなら、ここから先の私たちの取り組みやビジョンを読み進めていただき、人生を賭けるだけの価値がある組織か、真剣に考えてみて欲しいと思います。
当法人のこだわりの1つは、「施設らしくない空間づくり」。その代表的な例が、平成26年に誕生した「太子の郷」です。次世代の医療福祉建築に精通した建築事務所とタッグを組み、内装デザインはもちろん、ご利用者様・ご家族様の快適性や、職員の使い勝手・見守りのし易さなどにも十分配慮し、従来の介護施設とは一線を画す空間が実現しています。また、現在「みどり園」の施設内全面改修を進めており、癒しの「古民家風デザイン」をコンセプトに、平成29年春にリニューアルオープンしました。
現在、全職員の半数以上を女性が占めていることから、結婚・出産・子育てなどのライフイベントが待ち受ける女性職員が、イキイキと活躍できる組織づくりは大きな課題です。
現在、「みどり園」、「陽だまりの家」、「ケアハウスあじさい」に隣接する土地には職員向け保育園「ひなたぼっこ」を完備していますが、平成30年には、「尾上の郷」、「太子の郷」の近くにも、それぞれ定員70名の「認定保育園」を設置する計画を進めています。それと同時に、各職場の上長が産休・育休取得者を快く休業に送り出し、復帰後は職場全体でサポートできる環境を整えていきたいと考えています。
高齢化社会が到来する中、「介護人材の確保」は、国の大きな課題です。当法人では、1人でも多くの介護人材を世に輩出したいという思いから、無資格・未経験から介護の仕事にチャレンジしたい方を応援しています。新卒者はもちろん、異業種から転職された方への教育支援も手厚く、働きながら「介護職員初任者研修」を受講したい方や、将来的に「介護福祉士」の資格を取得したい方も、あなたのスタートアップをしっかりバックアップしています。2016年度より、能力開発の支援ツールとして「キャリアラダー」を構築し、外部研修の補助金制度や、人事異動に自ら手を挙げられる環境を整えるなど、専門職として継続的に成長していける環境を整えています。
これから更に深刻化する介護人材不足を解消するため、当法人では人材を広く、県外だけでなく海外からも受け入れていきたいと考えています。法改正により、2016年度中には介護福祉士が19番目の「外国人技能実習生」の対象職種に追加される見通しもあるため、遠方出身者と外国人実習生の住居サポートとして、平成29年に「職員寮」を設置する予定です。家賃の大部分は法人が負担し、1人暮らしの個室タイプと、2〜4名のシェアハウスを用意し、故郷や母国を離れた方に、共同生活による安心感や、同じ目的を持った仲間と交流する楽しさを感じていただきとたいと思います。
社会福祉法人 太子福祉会は、兵庫県播磨地域における介護福祉サービスの草分けとして、1979年に産声をあげました。以来、35年以上地域に根ざし、特別養護老人ホーム、デイサービス、訪問介護、ケアハウス、グループホーム、小規模多機能型居宅介護、居宅介護支援事業所など、幅広い事業を展開しています。
最大の強みは、同じ地域で3つの医療機関を持つ、「医療法人社団 仙齢会」と関連法人であること。
病院での治療から、施設入所・在宅療養へスムーズなバトンパスを実現し、播磨地域の実状に合わせた地域包括ケアシステムの構築に努めています。
ぜひ一度、太子福祉会の施設へ足を運んでみてください。
きっと、そのような感想を持って頂けることでしょう。
私たち太子福祉会は、みなさんを迎え入れる準備はすでに整っています。
ぜひとも、私たちの仲間になって一緒に働き、播磨地域の介護を支えていきましょう。